食品表示検定って気になるけどどんなもの?
せっかく資格を目指すのなら、働くことに活かしたいと思うのも普通な感情です。
食品表示検定は、初級・中級であれば受験資格は不問です。
しっかり勉強すれば手が届く資格であり、
食品と密接な関係がありますから、日常も楽しくなるかも?
この記事を読むと、
が、分かるようになっています。
食品表示検定とは? どういう資格なのか解説
食品表示検定とは、
食品表示検定試験は、食の生産、製造、流通等の職場で専門知識が必要な方から消費者の方まで幅広くご受験いただけます。
(引用:食品表示検定)
こんなコンセプトの民間資格。
一般社団法人食品表示検定協会が運営しています。
初級・中級・上級があり、
初級・中級はどなたでもチャレンジ可能。
私も食品表示を業務上多用しだして半年で受験→中級合格しました。
中級の合格率は、公式HPによると48.9%!
おお、半数以上は合格できない絶妙な難易度ですね。
初級でおよそ60%の合格率なので、
程よくチャレンジ感がある資格です。
私が受験したころは、マークシート式のペーパーテストだったのですが、
最近は初級・中級についてはパソコン受験のようですね。(時代は変わった…)
私が受験した当時は年間11万人ほどの受験者だったようですが、
22年度のデータでは17万人が受験したようで、
ほんの数年の間に1.5倍以上?
中々に伸びしろがあるように見える資格です。
受験範囲は網羅的な全域なので、
小売りで表示見慣れてるから…的に受験してみると、
結構普段取り扱わないジャンルの食品に足を引っ張られ、
中々未勉強では厳しい試験になっています。
なので、初級はスーパーなどの小売りの方が「商品表示のチェックできれば」程度に挑戦しているようですが、
中級になると積極的に表示を作らねばならない人たちが受験しているみたいですね。
かく言う、うちの会社でもメインで食品表示のチェックをやっている正社員は一発で合格しましたが、
嘱託で片手間で食品表示チェックという立場の方は一発では合格できませんでした。
受験料は
初級 | 5,280 円 |
中級 | 8,800 円 |
上級 | 21,000 円 |
詳細は食品表示検定協会のHPをチェックしてみてくださいね。
食品表示検定を活かすには? 持っていると有利な人
食品表示表示検定は、国家資格ではないので、
この資格を以てして即仕事にありつけるというものではありません。
が、受験者傾向を見ると、
- 食品小売り(スーパー、コンビニ、百貨店など)
- 食品製造業
- 食品卸・商社
こういった企業での関心は高い資格です。
なので、こういった企業に就職すると、
受験を勧められることがあるので、
あらかじめ取得しておくと頭一つ抜けれるかなと思います。
ちなみに、農学部卒の憧れ、
食品分析業者や食品衛生系のコンサル会社などは食品表示チェック部門も持っていることがほとんど。
百貨店なども、専門部署がありますよ。
なので、こういった仕事に本気で取り組みたいのであれば、
中級程度は持っておきたいところ。
食品表示検定をアピールしたい! 就職・転職に活かすには
食品表示は、日本で食品を製造販売する以上避けては通れない分野です。
きちんと食品表示を勉強していると、
店頭でふと手に取った商品の、表示のダメさ加減に愕然とします。
大小問わず、食品企業の責任として、
食品表示基準と食品衛生法は遵守せねばならないにも拘わらず。です。
食品表示基準は年単位で内容がコロコロ変わっているので、
法律に対応するにも一苦労です。
なので、どの食品事業者も食品表示が正確に理解できている人材は喉から手が出るほど欲しいもの。
また、食品包装を手掛けるような印刷業界にも、
食品表示がチェックできる人材は重宝がられます。
食品表示法が改正されるたびに、
包材印刷業者はてんやわんや。
間違った表示を印刷するわけにもいきませんからね。
ちなみに、食品分析業者や食品関係のコンサル企業に食品表示の作成やチェックを依頼すると、万単位でかかるという。
それくらい、食品表示が正しく理解できるというのは、
価値ある能力なのですよ。
同じ食品業界でも、
キツい現場作業の人材には不要ですが、
品質保証や企画には食品表示検定はめちゃくちゃアピールポイントになります。
そういった仕事を目指すなら、
学生や転職活動のうちに食品表示検定はとって損はありませんよ。