食品表示の力試しといえば食品表示検定のチャレンジ!
特に中級を合格していると、
日常業務はもちろんのこと食品の品質保証部門への転職のアピールポイントにも◎
食品表示検定中級に合格すると、
名刺にも『中級食品表示診断士』って入れられます。
(私は初回名刺発効後まもなく合格だったので、入れるタイミングを逸していますが…)
今回は食品表示検定中級一発合格の体験談をもとに、
勉強法を紹介したいと思います。
この記事を読むと、
食品表示検定の中級のレベルとは
食品表示検定については、詳細はこの記事で触れています。
中級の情報を抽出すると、
合格すると、合格証のカードがもらえます。
食品表示検定協会では、
食品業界の開発、品質管理の担当者の受験をお勧めしています。
正直、中級は網羅的にやるので、
自社商品以外の分野は手に余るのですが、
転職などを考えていると役立つはず。
それくらい、
生鮮→加工食品で全く表示方法が違うし、
加工品も、商品の種類によって特別ルールが乱立していますので、
あ、この商品は特別ルール品目だ!と記憶の片隅に置いておくには良試験になります。
食品表示検定・中級を勉強法
では、本題の食品表示検定・中級の勉強法です!
私は下記勉強法で、仕事をこなしつつ1発で合格しています。
食品表示検定 認定テキスト・中級をチェック
食品表示検定は認定の問題集があり、
基本的にはその内容から出題されるようになっています。
このテキストは良く出来ていて、
特殊な表示方法をする、業界団体が表示に関する公正競争規約を出しているような食品がすべて表示案として載っているので、
多種多様な表示確認をする身としては大変重宝する資料になっています。
業務的に、
この群馬県が出していたハンドブックもとても分かりやすかったのですが、
もう絶版のようで…中古しか表示されませんでした。
新法で改版が追い付かなかったんでしょうかね。
かつては個別品評なる特殊表示ルールがありばらけていたのですが、
新法では一部が義務化して、食品表示基準に組み込まれていますよ。
ちなみに、食品表示基準の別表第十九・二十に記載されている食品群が、
特殊表示品目なのですが…
- トマト加工品
- ジャム類
- 乾めん類
- 即席めん
- 即席めん類(即席めんのうち生タイプ即席めん以外のものをいう。)
- マカロニ類
- 無菌充填豆腐(食品、添加物等の規格基準第1食品の部D各条の項の豆腐に規定する無菌充填豆腐をいう。)
- 凍り豆腐
- プレスハム、混合プレスハム、ソーセージ及び混合ソーセージ
- 食肉(鳥獣の生肉(骨及び臓器を含む。)に限る。以下この項において同じ。)
- 食肉製品(食品衛生法施行令第十三条に規定するものに限る。以下この表において同じ。)
- 乳
- 乳製品
- 乳又は乳製品を主要原料とする食品
- 鶏の液卵(鶏の殻付き卵から卵殻を取り除いたものをいう。)
- 切り身又はむき身にした魚介類(生かき及びふぐを原材料とするふぐ加工品を除く。)であって、生食用のもの(凍結させたものを除く。)
- 生かき
- ゆでがに
- 魚肉ハム及び魚肉ソーセージ
- 魚肉ハム、魚肉ソーセージ及び特殊包装かまぼこ
- 削りぶし
- うに加工品
- うにあえもの
- ふぐを原材料とするふぐ加工品
- 塩蔵わかめ
- 鯨肉製品
- 食酢
- 風味調味料
- 乾燥スープ
- マーガリン類
- 冷凍食品
- 調理冷凍食品(冷凍フライ類、冷凍しゅうまい、冷凍ぎょうざ、冷凍春巻、冷凍ハンバーグステーキ、冷凍ミートボール、冷凍フィッシュハンバーグ、冷凍フィッシュボール、冷凍米飯類及び冷凍めん類に限る。)
- チルドハンバーグステーキ及びチルドミートボール
- チルドぎょうざ類
- 容器包装詰加圧加熱殺菌食品
- レトルトパウチ食品(植物性たんぱく食品(コンビーフスタイル)を除く。)
- 容器包装に密封された常温で流通する食品(清涼飲料水、食肉製品、鯨肉製品及び魚肉練り製品を除く。)のうち、水素イオン指数が四・六を超え、かつ、水分活性が〇・九四を超え、かつ、その中心部の温度を摂氏百二十度で四分間に満たない条件で加熱殺菌されたものであって、ボツリヌス菌を原因とする食中毒の発生を防止するために摂氏十度以下での保存を要するもの
- 缶詰の食品
- 農産物缶詰及び農産物瓶詰
- 畜産物缶詰及び畜産物瓶詰
- 調理食品缶詰及び調理食品瓶詰
- 水のみを原料とする清涼飲料水
- 果実飲料
- 果実の搾汁又は果実の搾汁を濃縮したものを凍結させたものであって、原料用果汁以外のもの
- 豆乳類
(引用:食品表示基準 別表第十九)
これだけの品目が表示基準があったうえで、
さらに独自ルールが乗っけられています。
中級合格するには、
独自ルールもある程度網羅せねばなのですが…
食品表示検定HPで公開されている問題例をチェック
食品表示検定協会のHPでは問題例の掲載も行っています。
けれども、あくまで問題例というのがミソ。
過去問とは非なるものなので、出題形式のチェック程度に抑えておくといいでしょうね。
そもそも問題例数が少なくて、
これ全部完璧にしても到底70点には及びません。
問題集も、公式テキストの1つとして出てはいますが…
私が受験した時は問題集の存在がなく、
正直問題集なしでも合格できるのでは?と思います。
問題集よりも、過去問の入手の方が重要で、
過去問は下記対策セミナーでもらえるという。
食品表示検定協会が開催する対策セミナーに参加【チート】
一発で合格を決めたいなら、
文句なしでおすすめなのが対策セミナーの参加。
この2点だけで、本当に価値があると思うの。
対策セミナー受けなくても合格できるという人もいるけれど、
手っ取り早く要点を抑えてしまいたい人は、
時間と参加費が許すならぜひ参加してみてね。
これぞ時短。
食品表示検定中級試験では違いや数値を注視したい
食品表示基準では、
50%、5%、3つ以上、3位まで、150㎝²、8pt…etc.
結構キーとなる数字が出てきます。
この数値は表示検定でよくある、「最も不適切な表示部分を選びなさい」という問題が出しやすい部分になります。
そこまで数値って多くないし、
大体みんな同じ数値なので、
数値箇所は要チェックです。
また、生鮮の産地は都道府県表示、
加工品は都道府県も可(国レベルが基本)という違い。
似た食品の、
乾麺と生めん、即席めんの違いとか、
そこらへんは引っ掛けやすいですね。
レトルト食品や冷凍食品は、
どちらか大体毎回出ているようなので、
複雑表示の代表として押さえておくと間違いはないでしょうね。
原料原産地表示では、
一番わかりづらいのは漬物類でしょうか。
漬物は原材料名の表示からして、
かなり標準と逸脱しているので、押さえておきたいですね。
逸脱箇所が多いので、問題として出しやすい品目です。
食品表示検定・中級はNO勉強では難しい
本当は、認定テキストを片手に、Q&Aをめくりつつ、
問題集を解いていくというのが一番地道なのでしょうが、
働きながらだととにかく時間がないですよね。
食品表示検定は、
その資格があれば直ちに飯が食えるという資格でもないので、
基本は学業や仕事の片手間です。
であれば、
本気で取得を目指すなら、
対策セミナーを受けとくのが一番手っ取り早い。
問題例より、過去問の方がはるかに役に立ちますしね。
複数年分ゲットできれば、傾向や対策も見えてきますし。
決して簡単ではない資格ですが、チャレンジするにはちょうど良い山です。
食品業界に身を置く人であれば、
品証や企画のレベルアップき寄与するのでぜひとも一発合格したいですね。